OLED.EXと
呼ばれる次世代ディスプレイが昨年12月に発表された。ただしそれは見かけ上、平凡で変わりはない[1]。それでも今までのOLEDディスプレイと比べると明るさが30%程度向上し、画質が改善されていると言う。この30%向上にLGは、デュポンから入手した重水素化合物を使い、年内にはこれが韓国や中国で大量生産される予定である。重水素化化合物は、少なくとも一つの水素が重水素で置換されている。これによって中性子が一つ付与されるが、これによって分子の化学が大きく変わると考えることは難しい。それでも速度論的同位体効果は、炭素と重水素の結合を、炭素の通常の水素の結合よりも強くする。数十年間化学者は、速度論的同位体効果の実用化に向けた取り組みを行ってきた。例えば重水素化医薬品は、代謝の速度が遅くなり、生き残っている標的に対して効果が持続する。2017年米国FDAは最初の重水素化された薬を承認した。テバが開発したAustedo (deutetrabenazine)は、ハンチントン疾病と関連する舞踏病の治療薬がそれである。
重水素利用、純粋に考えていた。
[1] Chemical & Engineering News 2022 March 7, p. 21.
22.3.23
☆ ナリス化粧品 コー プリュス オートモデリング リキッドルージュC 546P 口紅発色タイプ (口紅) 未使用 1本 ネコポス可 B